いもーとらいふ
概要
離れられない二人の“一生”を描く、ちょっぴり苦い兄妹ラブコメ。
兄妹もの、そして人生の終わり位までを描く小説らしいのだが、まだ読んでない。 もともとは結構古い作品のはず。
感想
兄と妹は三つ違い。なので同じ学校に通うことはできない。だが大学になればそれはまた違ってくるわけで、妹ちゃんは兄と同じ大学に入るために努力をしたりなんだりする。
そうかくといわゆる「キモウト」とか「ヤンデレ」カテゴリの妹になってしまいそなものだが、この作品での兄と妹の関係は生涯通してプラトニックである。
本作品の最終章タイトルは「87」とある。これは妹の年齢を示すものである。(もしかしたら最終章だけ兄の年齢の可能性もある)そこで書かれることは「捨てたら楽になったかもしれない。でも捨てないでよかったと思ったことは一度や二度では無いから」とある。
聡明なワイら(下世話な、ともいう)にはその捨てなかったものがきっと妹ではなく童貞であることは察するに余りある。であれば妹も同様に捨てなかったのだろうし、つまりそういうことだ。
この物語は、そういうお話である。