ハコニワ
概要
厳密には偽妹判定にはなるんだけど限りなく実妹判定に近い偽妹ものの作品。
その小さな村には、鬼と人とが結ばれて子をなしたという古い伝説があった。都会の高校に通っていた貴斗が実家に帰省した晩、重病の妹・歌子の身に異変が起きた!! 歌子に鬼の角が生えたのだ! 兄と妹。人間と鬼。――それは血と伝説に翻弄される、異形の恋のものがたり。
感想
妹が実は鬼で、ある年齢を迎えるとツノが生えてきたりして鬼化する。 しかし何故か兄は鬼化していない。何故か? (簡単な問い)
なのでその文脈では偽妹なのだが、ギミックとして「鬼の血を絶やさないように近親交配を繰り返している」という設定もあるので実の兄(鬼には見えない)も出てくる。
ただ、その実の兄との兄妹愛成分はかなり薄め。
それだけなら単なる偽妹作品となるのだが、吸血鬼もの作品でありがちなああいう展開があるためこの作品が「限りなく実妹に近い偽妹」作品となっている。
とってつけたような設定ではあるけれども、やっぱイイよね、血族化。
ひずみ~兄と妹のシアワセ~
概要
これはブラコン妹というよりシスコン兄(ヤンデレ)というジャンルの作品。
夫の翔斗が失踪してしまった美愛は兄の勝人、息子の優人と暮らしていた。美愛は勝人のおかげで安心して生活できていたがある日、翔斗宛ての督促状が届く…これからどうすればいいのかと苦しむ美愛――しかし兄の勝人は借金の返済を申し出てくれた。兄の優しさに落ち着きを取り戻した美愛だったが翔斗の従弟・田沼が現れ、思いがけない衝撃の事実を告げられ…!?
結婚している妹の夫は無精子症であり、では妹が出産した子供の精子はいったいどこから……?(話読まないでも想像できるわな)というサスペンス調のお話。
多分、ホラーには発展しない……はず……
りぶねす
概要
妹の笑顔さえあれば何もいらない! そう豪語するテツの通う花鳥高校に、最愛の妹・カスミがご入学!! 新生活には男子生徒からの告白や、部活の勧誘など危険(?)がいっぱい!! カスミを“理想の妹”として可愛がってきたテツは、毎日が気が気じゃありません! 勉強やダイエットのサポート、ブラジャーの新調まで……“理想の兄”として周りを巻き込んでの大奮闘! 見守りたくなる純・愛<ピュア・ラブ>コメディー開幕
妹大好きシスコンお兄ちゃんとお兄ちゃんそこそこ好きな妹の学園生活コメディ。 何気に12巻もあるのでたくさん補給したい場合は良いかもしれない。 金がないので買えぬ……
九月病
概要
かなり古い作品っぽいけどピック。
『箱舟の行方』のシギサワカヤが描く兄と妹の禁断の愛…! 連作シリーズを上下巻で刊行。上巻
なかなかkindle unlimited対象以外には手を出せないねえ……
感想
割とハードな家庭環境で育った兄妹の兄が婚約者に裏切られたショックで妹を抱いちゃう〜から始まるストーリー。
過ちを犯してしまった後兄妹は離れるでもなく、ダラダラと関係を続けてしまう。というか共依存的な関係になっていく系の作品。
ワイ氏こういうの大好き。
なお、妹の方は兄と関係を持ったタイミング付近で親が両方とも亡くなってしまったため高校を中退、割とまともではない仕事をフラフラし、体を売る……みたいな展開もあるのでそういうのが苦手な人は注意。
ただ、この作品においてはその「妹を買っていた人」というのが割と良い人でそこが染みるんだ……
上下巻とあるけど下巻でまとまった終わりかたはしないのでその辺だけ注意。
204 -light of room 204
概要
※R-18注意。NTRもの注意
第1巻の内容紹介: 雨の日は、きらい。おにいちゃんとふたりだけになっちゃった、あの日も雨だったから。大好きだったパパとママが死んで、おにいちゃんは頑張って入った学校を、あっさり辞めてしまった。私を一人で施設に行かせないために、働くために…。そして私とおにいちゃんは、おにいちゃんのお友達の藤尾さんがお世話してくれたアパートに住むことになった。藤尾さんはお父さんが地主さんで、お金持ちで、とても優しい人…。実は密かに憧れていたので、おにいちゃんから仕事で遅くなると連絡があった雨の日の夜、藤尾さんが突然やってきた時はびっくりしたけど嬉しかった。でも…まさかあんなことされるなんて…。やっぱり雨の日は、きらいーー。
https://www.amazon.co.jp/dp/B07F23GTT1?ref=cm_sw_tw_r_mng_sd_rwt_Vfa62Mq0ebcp8
感想
あらすじを見ると純粋な兄妹ものに見えるけど、純粋な兄妹の方の絡みは全くナシ。
そのかわりNTR的な妹への絡みがあるのだが、物語後編でそれがNTRではなく実の兄妹…という展開に変わっていく。
ただ、そこから性のはけ口として扱っていたものが愛を与える存在になるかと言うとそういうことは無くてむしろ胸糞展開に陥っていくので注意。
作中、登場人物らが兄妹関係であることは特に明かされず(知っているのは一人いるが)兄妹という関係で致すシーンは一つもない。 ぶっちゃけあんまり兄妹ものとしては愉しめないかもしれない。