ハコニワ
概要
厳密には偽妹判定にはなるんだけど限りなく実妹判定に近い偽妹ものの作品。
その小さな村には、鬼と人とが結ばれて子をなしたという古い伝説があった。都会の高校に通っていた貴斗が実家に帰省した晩、重病の妹・歌子の身に異変が起きた!! 歌子に鬼の角が生えたのだ! 兄と妹。人間と鬼。――それは血と伝説に翻弄される、異形の恋のものがたり。
感想
妹が実は鬼で、ある年齢を迎えるとツノが生えてきたりして鬼化する。 しかし何故か兄は鬼化していない。何故か? (簡単な問い)
なのでその文脈では偽妹なのだが、ギミックとして「鬼の血を絶やさないように近親交配を繰り返している」という設定もあるので実の兄(鬼には見えない)も出てくる。
ただ、その実の兄との兄妹愛成分はかなり薄め。
それだけなら単なる偽妹作品となるのだが、吸血鬼もの作品でありがちなああいう展開があるためこの作品が「限りなく実妹に近い偽妹」作品となっている。
とってつけたような設定ではあるけれども、やっぱイイよね、血族化。